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がん患者におけるうつ病やうつ状態の対応とポイント

最近では、がんは2人に1人はかかる病気となりました。がんは、身体的だけでなく心にも負担がかかる病気です。がんになることでのストレスは計り知れません。今後に対しての落ち込みや治療への不安から、うつ病になる人も多くいることが現実です。

がんとうつ病に関するニュースも日々、目にするのではないでしょうか。最近では、がんが告知されてから間もない時期にうつ病や適応障害などになる人が、日本において5人に1人はいるという内容が取り上げられました。

この記事では、がんとうつ病の関係やうつ状態に対応するポイントを紹介します。


日置医院長

この記事の監修者
日置クリニック 院長
日置 正人 医学博士

【経歴】
昭和56年3月 
大阪市立大学医学部卒業
昭和63年3月 
大阪市立大学大学院医学研究科卒業
平成5年4月 
医療法人紘祥会 日置医院開設

【書籍】
ミトコンドリア不老術
(幻冬舎)
炭酸美肌術(幻冬舎 )
ほか多数執筆


がん患者はうつ病・うつ状態におちいりやすい

医療や薬の発達により「がん=死」ということは減りました。しかし、日本における死因の第一であることは事実です。

がんは、人の生死に関わる病気です。生死に対する大きな不安があります。それだけでなく「治療はどうなるんだろう」「副作用は何があるの?」とがんに対するさまざまな不安が大きくなり落ち込みやすい状態になるのです。

また、がんに対してだけでなく「残された家族はどうなるの?」「仕事はどうしよう」と、家族や仕事、または将来の計画などを失ってしまうことも。これらの喪失が引き金になってうつ病やうつ状態におちやすくなります。

うつ病やうつ状態の症状でもある全身倦怠感や食欲不振などは、がん治療における副作用でもあるので、どちらが原因か判別が難しい点もあります。治療による副作用なのか、うつ病やうつ状態からの症状なのかを確認することが重要です。

うつかもしれない?がん患者にチェックして欲しい心の症状

うつかもしれない?がん患者にチェックして欲しい心の症状

うつ病やうつ状態の症状でもある不安や落ち込みの心の症状が、2週間以上続く場合は早めに相談しましょう。専門医や主治医、看護師や薬剤師、身近な家族や友人でもかまいません。まず、自分の心の状態を知りましょう。

ストレスによる不安や落ち込みは、がんなどの病気でない健康な人にも起こりえます。普段であれば、数日〜2週間程度で回復するでしょう。しかし不安や落ち込みが2週間以上続いたり、日常生活に支障がでてきたりするようであれば、うつ病や適応障害と診断されます。

以下のチェックリストで、心の状態をチェックしてみてください。

不安

不安による症状には、以下のようなものがあります。自分の心と向き合っていくつチェックがつくか見てみましょう。(参考:がんと心

  • 心配事が頭から離れない
  • 怒りっぽいイライラする
  • 集中できない
  • いつも緊張してリラックスできない
  • 考えたくないのに嫌なことを考えてしまう
  • 冷や汗がひどい
  • 眠れない
  • そわそわして気持ちが落ち着かない

落ち込み

落ち込みの症状は以下のようなものがあります。こちらもチェックしてみましょう。(参考:がんと心

    • 気分が落ち込む
    • 眠れない
    • 物事が決められない
    • だるい、疲れやすい
    • 何をしても楽しめない
    • 集中できない、やる気がでない
    • 食欲がない
    • 自分を責めてしまう
    • 生きるのが面倒になる

「チェックが多くついた人=うつ病」ではありません。しかし、心に負担がかかっている状態だといえます。専門医や主治医、看護師に相談するなど、早めに対処するようにしましょう。

がんと宣告されたとき自分の心と向き合う方法

がんと宣告されたとき、思い浮かぶのは何でしょうか。これからの不安や家族への思い、経済的な不安、社会的な不安などさまざまです。不安や恐怖をためておくと心に負担がかかり、うつ病やうつ状態になってしまいます。

がんと宣告されたとき、自分の心とまず向き合いましょう。ここでは、心との向き合い方や不安に対する対処法を紹介します。

①心のケアの専門家と話す

心のケアと聞くと、精神科などが思い浮かびます。人によっては精神科は心の病気になった人が行く場所だと考え「まだ自分が行くには早いのでは」「自分の行くところじゃない」と思うかもしれません。

精神科や診療内科では、心の病気になる以前の不安や落ち込みがある状態や大きなストレスを感じている状態でも相談できます。がんと宣告されたときであっても可能です。

精神科や心療内科の医師以外でも、心理士やカウンセラー、専門看護師、ソーシャルワーカーなども心の専門家です。不安を少しでも軽くするために、専門家を頼ってみましょう。

②がん診療連携拠点病院のがん相談支援センターを利用する

全国のがん診療連携拠点病院や小児がん拠点病院、地域がん診療病院には「がん相談支援センター」が設置されています。

がんによるうつ病やうつ状態は、心の症状であってもがん症状のひとつです。がん相談支援センターでは、国が指定した研修を修了した看護師やソーシャルワーカーなどが相談員として対応しています。

がんと告知されたときや治療中だけでなく、がんと疑われるときや、経過観察になってからでも相談が可能です。心の不安だけでなく、療養生活や経済的な不安、今後の社会復帰などに関しても相談できるので、ひとりで悩まず相談してみましょう。

施設によっては「患者サポートセンター」「地域医療連携室」の名称が併記されている場合もあります。「がん相談支援センター」のロゴをかたどったバッチをつけているのが、国の指定した研修を修了した相談員です。

③リラクゼーション

リラクゼーションは、意図的にリラックス状態を作る方法です。休養、娯楽、弛緩、緩和などを意味します。マッサージなどもリラクゼーションのひとつです。ストレスにより心が緊張してしまうと、眠れないことや突然胸が苦しくなる、吐き気、めまいなど身体の症状がでてきてしまうことも。

マッサージなどで身体の筋肉をほぐし、リラックスさせる状態を意識的に作りましょう。肩をもんだり、手をさすったりするだけでも身体がリラックスすることで、心が軽くなるかもしれません。リラクゼーションの種類によっては、医師に相談した上おこなうようにしましょう。

④薬物治療もひとつ

ストレスが大きくなりすぎて、うつ病になった場合や不安から眠れなくなり不眠症になってしまった場合は、薬物療法もひとつの手段です。

うつ病と診断された場合は抗うつ薬、不安が大きい場合は抗不安薬、眠れない場合は睡眠導入剤を処方されることがあります。処方は症状を診察した医師による判断です。薬を処方された場合は、用法用量をきちんと守るようにしましょう。実際に、進行がん患者のうつ病治療アルゴリズムなども作成されています。医師の診察を受けることで、状態にあった薬物治療が期待できるでしょう。

薬を飲み始めると、止められないのではと思う方もいるかもしれません。医師の指示を守って服用すればそのようなことはありません。薬に関しても、気になる点があれば医師や薬剤師に相談できます。

がんを患う家族や友人がうつになったら

がんを患う家族や友人が苦しんでいる姿を見たとき、どのように接すればよいのでしょうか。はげましたい気持ちはありますが、がん患者さんに対して、うつ病を併発していてもしていなくても「がんばれ」は禁句です。

すでにがん患者さんの心は、不安やストレスでいっぱいです。ですので、はげますよりも家族や友人であるがん患者さんの思いや考えていることに耳を傾けましょう。がん患者さんも、信頼できる家族や友人に話すことで、気持ちを整理できます。

ただし、がん患者の家族は第二の患者といわれることもあります。家族だからこそ、余命や治療、今後に対する不安やストレスがかかってしまうのです。がん患者の家族であっても、心の変化は無視しないようにしましょう。家族であっても、がん相談支援センターを利用できます。自分自身のケアも大切です。

まとめ

まとめ
がん患者さんによるうつ病やうつ状態は、早期発見が大切です。心の様子がおかしいなと思ったら、まずは周りの信頼できる人に相談してみましょう。

がんと宣告されたときや、がんの治療中などに治療法に関して調べる方も多いかと思います。そのなかで「フコイダン」という成分を目にすることも。フコイダンとは、近年のがん治療に期待されている成分で、もずくやわかめに含まれています。

フコイダンを利用したフコイダンサプリ療法をステージ3〜4のがん患者さんが受けることもあります。がんの標準治療と併用される「がん補完代替医療」とも考えられている療法です。フコイダンサプリ療法は、長年のフコイダン研究と臨床経験の積み重ねによって確立されつつあります。フコイダンサプリ療法の可能性が気になる方は、専門医に相談してみましょう。

また、最近ではフコイダンを効率よく摂取できる「中分子フコイダンドリンク」も話題です。ドリンクタイプなので毎日気軽に飲めます。気になる方は「中分子フコイダン」と検索してみてください。

近年のがん治療には統合医療も行われるようになっています。

中でも注目を集めているのがフコイダン療法。フコイダンが持つ作用に着目した療法で、がん治療に良い効果をもたらすと期待されています。

フコイダン療法は、抗がん剤との併用が可能です。

それだけではなく、抗がん剤と併用することでその効果を高め、副作用の軽減も見込めると言われています。

>>フコイダンとがん治療についてもっと詳しく知りたい方はこちらへ

がん治療における選択肢の1つとしてフコイダン療法があることを念頭に置き、医師と相談した上でベストな治療方法を考えていきましょう。

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この記事の執筆者
日置クリニック コラム編集部

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