2021.06.30
フコイダンフコイダンはがんに作用する?フコイダン療法と低分子・中分子・高分子の違い
癌は、日本人の2人に1人がかかる病気といわれています。
そんな国民病の1つともいえる「癌」ですが、その治療法である抗がん剤治療は、一般的に副作用が強く、つらく苦しいものだというイメージがありますよね。
そこで注目されているのが、癌に作用する健康食品「フコイダン」です。
目次
癌とは
細胞は日々、細胞分裂を繰り返しています。
この細胞分裂が何らかの原因でうまくいかず、遺伝子にエラー(突然変異)を起こすと、異常に細胞分裂を繰り返す癌細胞になります。
通常であれば、遺伝子に異常があるものは免疫細胞が攻撃し、体内から排除されますが、健康な人であっても1日に5,000個できるともいわれています。※1
たとえ1個でも免疫細胞が攻撃し損ねた癌細胞があれば、それがやがて癌となっていくのです。
※1 がんという病気について.国立がん研究センターがん情報サービス
癌治療
癌治療というと、抗癌剤の投与や手術などのイメージが強いですよね。
とくに抗癌剤は癌細胞だけでなく、正常な細胞まで攻撃してしまうので、副作用が強いといわれています。
また手術で癌を取る治療法であっても、すべてを取りきることは難しく、癌細胞の特徴でもある「転移」が他の臓器で起きていると手遅れということもあります。
治療方法について
代替医療とは
がんの治療には、手術、抗がん剤、放射線治療に代表される標準治療(現時点で最も推奨され、健康保険の適応となっている治療)と、それ以外の「代替医療(あるいは非標準治療)」があります。
「代替医療」あるいは「代替療法」とは、標準治療(あるいは西洋医学)に置き換わるものとして、まだ標準治療とはみなされていない療法や関連製品を用いることをさします。民間療法と呼ばれることもあります。標準治療と違って健康保険はききませんので、費用はすべて自己負担となります。
代替医療には、保険適応外の薬物療法(抗がん剤を含む)、遺伝子治療、サプリメント療法、ハーブ(漢方)、鍼灸マッサージ、指圧療法、運動療法、ヨガ、瞑想、気功、心理療法など、さまざまな治療法があります。
標準治療が、臨床試験などで有効性が確認された科学的根拠(エビデンス)に基づいた治療であるのに対して、代替医療はエビデンスが乏しいと言われます。しかしながら、欧米では、代替医療(あるいは統合医療)は、多くの臨床研究で有効性が認められており、エビデンスに基づいた治療として広く行われています。例えば、瞑想(マインドルフルネス瞑想)、ヨガ、音楽療法などが、がん患者の不安やストレスを軽減し、生活の質を高めることが臨床試験で明らかになっています(J Clin Oncol. 36(25):2647-2655. 2018)。
統合医療(がん統合医療)とは
正確な定義はありませんが、一般的に標準治療と代替医療を併用した医療のことを「統合医療」あるいは「補完代替医療」などと呼んでいます。
統合医療のメリットには、標準治療と代替医療をうまく組み合わせることで、標準治療の副作用を軽減する効果、生活の質を高める効果、そして、標準治療の効果を高める効果などが期待できることです。例えば、抗がん剤治療の副作用を軽減する目的で、様々な漢方薬やサプリメントが使用されることがあります。
例えば、術後に再発した肺がん患者45人を対象として、抗がん剤単独のグループと、抗がん剤に漢方薬(十全大補湯)を併用したグループを比較した臨床研究では、漢方薬を併用した患者さんのほうが副作用が少なく、また無増悪生存期間が延長していました(Mol Clin Oncol. 13(3):13. 2020)。このように、統合医療は標準治療をサポートし、効果を高めることが期待されます。
日本人がかかりやすい癌
最新の統計(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html)によると、2019年に新たに診断されたがんは999,075例(男性566,460例、女性432,607例)で、2020年にがんで死亡した人は378,385人(男性220,989人、女性157,396人)でした。
癌は日本人の死因No.1ですが、そのなかでも日本人に多い癌はこのようなものがあります。(1年間に10万人あたり15人以上の癌)
- 肺癌
- 胃癌
- 肝細胞癌
- 前立腺癌
- 乳癌
- 大腸癌
- すい臓癌
- 子宮頸癌
- 食道癌
- 膀胱癌
とくに罹患者数が多いがんの部位は、男性では、前立腺(1位)、大腸(2位)、胃(3位)、肺(4位)、肝臓(5位)です。女性では、乳房(1位)、大腸(2位)、肺(3位)、胃(4位)、子宮(5位)です(2019年の統計)。
癌の症状について
癌は多くの場合、初期には症状がありません。がんが進行するにつれて、様々な症状を引き起こします。癌の症状は、発生した部位(臓器)や進行度、転移した部位によって大きく違ってきます。
代表的ながんについて、おもな症状をあげてみます。
胃がん:上腹部痛、胃の不快感、おなかの張り、吐き気・嘔吐、食欲不振、吐血、下血(黒色便、タール便)、体重減少
大腸がん:血便、下血、便のかたちの変化(細くなる)、腹痛、排便習慣の変化(下痢や便秘が続く)、排便後に便が残った感じ(残便感)、倦怠感(貧血)
肺がん:咳(特に、2週間~1ヶ月以上つづく場合)、痰・血痰、息切れ、呼吸困難、胸の痛み、体重減少
前立腺がん:排尿障害、頻尿、残尿感
乳がん:乳房のしこり、乳房のひきつれ・くぼみ、乳頭からの異常な分泌物(血が混じった液体)、わきのしこり
抗がん作用がある?フコイダンとは
フコイダンとは、海藻を原料とした滑り成分のことで、100%天然由来の成分です。
このフコイダンには、さまざまな効果効能があることがわかっていますが、そのなかでも注目されているのが、抗癌作用です。ここでは「フコイダン」について詳しく解説していきます。
フコイダンとは
フコイダンは、モズクやコンブ、メカブなどの海藻にふくまれる成分で、フコースやガラクトース、グルクロン酸などの糖類と、硫酸基とが連結した分子構造をした多糖類です。フコイダンは、1913年にスウェーデンのウプサラ大学のキリン教授によって、コンブのヌメリ成分のひとつとして発見されました。 当時は「フコイジン」と命名されていたそうですが、その後、国際糖質命名規約によって「フコイダン」と呼ばれるようになりました。
フコイダンには、抗アレルギー作用や血圧、血清コレステロールを低下させる作用など、さまざまな効果が報告されていますが、最も注目されているのが抗がん作用です。
フコイダンは、試験管の実験において、様々な種類のがん細胞(乳がん、大腸がん、肺がん、前立腺がん、膀胱がん、肝臓がん、白血病細胞など)の増殖を抑制し、またアポトーシス(プログラムされた積極的な死)の経路を活性化してがん細胞を死に導くとされています。
さらに、動物実験ではフコイダンはがんの増殖を抑制し、転移を減少させることが示されています。例えば、マウスを使った肺がんモデルでの実験では、フコイダンをエサに混ぜて与えたところ、がんの成長が有意に抑制されました(Oncotarget 15; 5: 7870-85, 2014)。
また、臨床試験によれば、フコイダンの抗がん剤の副作用を軽減する作用により、がん患者がより快適な状態で治療が受けられる可能性が高くなることを示唆しています。
これにより、治療を中断するリスクが減少し、がん治療を続けることで生存期間の向上が高まるとされます(J-SIP Branch 150, M8-4)。フコイダンを抗がん剤と併用するメリットは下記でご紹介しているので、参考にしてください。
>>フコイダンを抗がん剤と併用することで期待できる効果とは?
フコイダンの種類と特徴
フコイダンは、分子量が1,000以下のものから200,000~300,000まで幅広く存在し、分子量に応じて様々な分類がなされます。フコイダンは、その分子量の違いで「高分子フコイダン」「中分子フコイダン」「低分子フコイダン」に分類されることがあります。明確な基準はありませんが、フコイダンのうち分子量20万以上のものが「高分子フコイダン」、分子量1,000~10,000程度のものが「中分子フコイダン」、分子量500程度のものが「低分子フコイダン」と呼ばれています。
高分子フコイダン
高分子フコイダンは、平均分子量20万以上のフコイダンです。海藻から抽出されるフコイダンの分子量は約20万~30万と言われていますので、もともと高分子フコイダンということになります。一方で、人でのデータはありませんが、分子量が大きくなると腸管から吸収されなくなることより、分子量20万~30万程度の高分子フコイダンは腸管から吸収されないと考えられています。このため、海藻を食べてもフコイダンは吸収されない可能性が高いと考えられています。
中分子フコイダン
中分子フコイダンは、分子量1,000~10,000程度のフコイダンで、高分子フコイダンが分解されて生成されます。中分子フコイダンは、腸管から吸収可能であり、かつフコイダンの機能を保持していることより、理想的な分子量であると考えられています。
フコイダンは自然状態だと高分子(20万〜30万)のものが多いですが、フコイダンの構造を大きく壊さず、かつ体内への吸収効率が良いものとしては中分子(1,000~10,000)のフコイダンが良いと考えています。※2
つまり、中分子フコイダンは、適度な数のフコースや硫酸基が結合された塊状を維持しているので、低分子フコイダンのように、フコイダン本来の効果を発揮しづらいということもなく、また高分子フコイダンのように、分子量が多すぎて腸管から吸収されづらいということもありません。
様々な分子量が存在するフコイダンですが、中分子フコイダンこそが、免疫力を高め、癌細胞にアポトーシスを誘導し、癌細胞が作る新生血管を抑制する等の機能を全て有したフコイダンではないかと考えられています。
※2 フコイダンとは?.統合医療と健康を考える会へ
低分子フコイダン
低分子フコイダンは、分子量500程度(あるいはそれ以下)のフコイダンです。低分子フコイダンは、その分子量から推察するに、フコイダンを主に構成する糖であるフコース(分子量:約164)が2つか3つ程度しか結合していない状態と考えられます。分子が小さい分、他のフコイダンと比べて、腸管から体内に吸収されやすい利点があります。一方で、この程度の大きさまで分解されたフコイダンは、特有の立体構造さえも損なわれており、メリットとなる多彩な機能が失われている可能性があります。
フコイダンを含む食べ物
フコイダンは、褐色をした褐藻類(かっそうるい)と呼ばれる海藻に含まれています。フコイダンを多く含む海藻には、もずく、昆布、めかぶ、アカモクなどがあります。
もずく
もずくは、シオミドロ目ナガマツモ科に属する褐藻の一種です。日本では本州から沖縄に分布していますが、流通しているものの約9割が沖縄で養殖されている沖縄もずくという種類です。もずくにはフコイダンが多く含まれており、その含有量は250g/Kg(乾燥重量)といわれています。
めかぶ
めかぶは、わかめの付着器の上にある、葉状部の中で厚く折り重なってひだ状になった部分(いわゆる、わかめの根元部分)のことです。めかぶにもフコイダンが含まれています。
アカモク
アカモクは、ヒバマタ目ホンダワラ科に属する褐藻の一種で、日本沿岸一帯の広い地域に生息しています。研究(*)によると、アカモクにはもずく以上にフコイダンが多く含まれており、アカモク加工品にはフコイダンが500~700mg程度含まれていることが確認されています。
(*)福岡県大島産アカモクにおける粘性多糖類含有量の季節変動(第2報)
フコイダンの三大作用とは
フコイダンの大きな特徴である抗癌作用は3つあり、三大作用とよばれています。
その三大作用とは、「免疫機能の活性化」「血管新生抑制作用」「癌細胞のアポトーシス作用」です。※3
※3 フコイダンの三大作用.統合医療と健康を考える会へ
免疫機能の活性化
わたしたちの体を外敵から守ってくれる免疫機能。
この免疫機能は癌だけでなく、日々の生活を健康に過ごすためには欠かせないものです。
そんな重大な機能を担っているのが、免疫細胞とよばれる細胞です。
免疫細胞にはさまざまな種類がありますが、フコイダンはNK細胞やキラーT細胞とよばれる免疫細胞を活性化させ、免疫機能をアップさせることがわかっています。
免疫細胞が活性化することで、癌細胞と戦う細胞が増え、より効果的に癌と対抗できるからだになるでしょう。
血管新生抑制作用
癌細胞は異常に増殖するため、既存の血管だけでは栄養が足りず、新しい自分用の血管を作り出します。
これを血管新生といいます。
フコイダンは、この癌細胞の血管新生を抑制し、癌細胞に栄養が行かないようにする作用があるとされています。
栄養が行かなくなった癌細胞は、兵糧攻めにあいます。
その結果、栄養の供給を断たれたがん細胞が、増殖ならびに転移することを防ぐ効果を期待できるのです。
癌細胞を自然消滅させる
細胞には、一定期間をすぎると死んでいくプログラムが遺伝子の中に組み込まれています。
このプログラムのことをアポトーシス作用といい、細胞の自殺ともいわれています。
しかし癌細胞は、このプログラムを無視してどんどん増殖していき、癌へと成長していきます。
フコイダンは、そんな癌細胞へアポトーシス作用を起こし、自滅していくように働きかける作用があります。
フコイダンは末期がんに作用するか?
フコイダンは、末期がんに作用するのでしょうか?これまでに、フコイダンの単独投与でがんが縮小したり、治癒したという報告はありません。しかしながら、一部の臨床試験では、他のがん治療と併用することで、進行がん患者の生活の質を改善したり、治療効果を高める可能性が示されています。
例えば2017年に台湾から報告された論文によると、フコイダンを併用することで転移を認めるがん患者の治療効果が高まったとのことです(Mar Drugs. 15(4):122. 2017)。この臨床試験では、転移を認める大腸がん患者60人を、30人ずつ2つのグループ(フコイダン投与群とコントロール群)にランダムに割り付けました。全ての患者さんは、大腸がんの一般的な治療であるFOLFIRI(フォルフィリ)療法を受けました。同時に、フコイダン投与群では1日2回、フコイダン(計4g)を投与しました。一方コントロール群には同量(4g)のセルロースパウダーを投与しました。なお、フコイダンは、イソモク(Sargassum hemiphyllum)という海藻から抽出され、パウダー状に精製したものを使用しました。
その結果、病勢コントロール率(寛解+不変)は、フコイダン群では92.8%、コントロール群で69.2%であり、フコイダン群で有意に高かったとのことです(p = 0.026)。また、統計学的有意差は認めなかったものの、コントロール群に比べ、フコイダン群では全生存期間および無増悪生存期間が延長する傾向にあったとのことです。
この結果より、フコイダンは抗がん剤治療と併用することで、がんの進行を抑え、いわゆる末期がんと考えられる転移性大腸がん患者さんの生存期間を延長する可能性が示されました。
フコイダンに副作用はあるか?
さまざまな効能・効果が確認されているフコイダンですが、その安全性はどうなのでしょうか?副作用や健康被害の報告はあるのでしょうか?
フコイダン(ガゴメ昆布由来)の安全性を評価するために遺伝毒性試験が行われています(日本補完代替医療学会誌 8巻2号 p.61-65、2011年)。その結果、微生物を用いた復帰突然変異試験では代謝の有無に関わらず、5菌株すべてにおいて陰性であり、細胞を用いた染色体異常試験では、染色体の構造異常ならびに数的異常は見られず陰性であったとのことです。また、マウスを用いた小核試験では小核出現は見られず、多染性赤血球の減少もみられず陰性であったとのことです。以上の結果から、ガゴメ昆布フコイダンは遺伝毒性を有さない安全な食品成分であることが示されたと結論づけています。
では、実際の人における安全性はどうでしょうか?フコイダンの人での安全性については、過去に臨床研究が行われています。2011年に日本補完代替医療学会誌(8巻2号、p. 45-53)に報告された研究では、健常成人ボランティア32名を、無作為に8名ずつ4群の割り付け、ガゴメ昆布由来のフコイダン(200mgまたは300mg)を配合した飲料の一日目安量および過剰量(3倍量)を4週間摂取してもらったとのことです。摂取前後に血液検査、尿検査、生活の質(QOL)調査、免疫機能検査などを行ったところ、いずれの摂取群でも、安全上問題となる検査値の変動はみられず、尿たんぱく検査では、摂取前には32名中3名が陽性であったが、接種後には全例で陰性に改善していたとのことです。また、有害事象についても、一過性の軽度の軟便や気分不快感を訴えた被験者がいるものの、臨床上の問題となるものはなかったとのことです。
高齢者におけるフコイダンの安全性を調査した研究(日本補完代替医療学会誌 9巻2号 p.149-155、2012年)では、ガゴメ昆布フコイダンの高年齢者に対する安全性と免疫機能に対する効果をオープン試験により評価しています。高齢者(平均年齢69歳)18名(男性7名、女性11名)に、ガゴメ昆布フコイダン(1 日摂取量 50 mg)と乳酸菌を配合した食品を 8 週間摂取してもらい、摂取前と摂取4週間後および8 週間後に血液検査、尿検査、QOL調査、免疫機能の検査を行いました。その結果、いずれの検査においても臨床上問題となる変動は見られなかったとのことです。また、試験食品に起因する有害事象も認められなかったとのことです。
また、がん患者を対象とした過去の臨床試験においても、フコイダンの摂取による臨床上の問題となる副作用は報告されていません。
以上の結果から、フコイダンは安全性が高い機能性食品であるといえます。
フコイダンで癌は完治するのか?
抗がん作用が確認されているフコイダンですが、がんが完治する可能性はあるのでしょうか?
試験管や動物実験では、フコイダンの投与によってがんが縮小する効果が確認されています。ところが、過去のがん患者さんを対象とした臨床試験や症例報告では、フコイダンの単独投与でがんが完治したという報告はありません。ですので、フコイダンだけでがんが完治することを期待するのは難しいでしょう。
他のがん治療法(抗がん剤や免疫療法など)にフコイダンを併用することで、治療効果を高めたり、生活の質を高める効果が期待されます。
抗癌剤とフコイダンは併用が可能
抗がん剤治療中にサプリメントを摂取することで、相互作用によって治療効果が低下したり、生存率が低下する場合もあります。例えば、一部のビタミンの摂取によって、抗がん剤の治療効果が低下したり、がんの転移が促進されたというデータもあります。抗がん剤治療を受けた乳がん患者さんを対象とした臨床試験において、ビタミンB12のサプリメントを治療前および治療中にとっていた人では、再発のリスクが80%、死亡のリスクが2倍に増加していました(J Clin Oncol 10;38: 804-814, 2020)。
では、抗がん剤治療中にフコイダンを摂取するのは大丈夫でしょうか?過去の臨床試験では、フコイダンを併用したことが原因で、他のがん治療の効果が低下したという報告はありませんし、むしろ治療効果が高まったということです。
また、フコイダンには、抗がん剤の副作用を軽減する作用が報告されています。抗癌剤の副作用には個人差がありますが、悪心・嘔吐、食欲不振、倦怠感、疲労感などがあります。
抗癌剤は血液中に投与するため、全身に薬をいきわたらせることが可能です。ただ、癌細胞だけでなく、正常な細胞まで攻撃してしまうため、このようなさまざまな副作用が起きるといわれています。
フコイダンはそんな抗癌剤のつらい副作用を緩和するという働きも確認されており、抗癌剤と併用して使うこともできます。
それはフコイダンが薬ではなく、天然由来の成分だからこそ。
いままでしてきた治療を中断せずに挑戦できるという点も、フコイダンだからできることです。
>>中分子フコイダン療法による臨床報告はこちら
フコイダンラボ.臨床例①:ステージⅣの肺がんの脳転移(58歳⼥性)
フコイダンラボ.臨床例②:ステージⅢCの卵巣がんの腹膜播種(62歳女性)
フコイダンラボ.臨床例③:ステージⅢCの肺がんの遠隔リンパ節転移(69歳男性)
フコイダンラボ.臨床例④:ステージⅠの皮膚がん(95歳女性)
フコイダンラボ.臨床例⑤:ステージⅢBの肺がんの再発と頸部リンパ節転移(72歳女性)
フコイダンラボ.臨床例⑥:ステージⅢBの胃がんの再発(80歳男性)
まとめ
フコイダンは天然成分でありながら、抗癌作用やその他さまざまな効果が実証されています。
抗がん剤との併用もできるため、フコイダンと抗癌剤の両方の力を使って、癌と戦っていくという道も癌治療の選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
最近では、フコイダンを効率的に摂取できる方法として「中分子フコイダンドリンク」というものが販売されています。
毎日飲むだけで簡単に続けられるので、健康のための新習慣として、誰もが取り入れやすいといえるでしょう。
興味のある方はぜひ一度「中分子フコイダン」で検索してみてください。
近年ではがん治療の統合医療にも、フコイダンが用いられるようになっています。
中分子フコイダンが持つ作用が、がん治療に良い効果をもたらすと期待されているためです。
具体的には、フコイダンは抗がん剤との併用が可能であり、かつその効果を高めたり、副作用を軽減したりする可能性が示唆されています。
>>フコイダンとがん治療についてもっと詳しく知りたい方はこちらへ
フコイダンには、まだまだ秘められたパワーがあると考えられます。
今後研究が進むことで、私たちの健康に対しても医療分野に対しても、さらなる恩恵をもたらしてくれることでしょう。
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