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症例集

臨床例③:ステージⅢCの肺がんの遠隔リンパ節転移(69歳男性)

原発巣の肺がん、ならびに鎖骨上部・鼠径部へのリンパ節転移が認められた患者さんに中分子フコイダン療法を行った症例を紹介します。肺がんの組織型としては、日本人に最も多い肺腺がんに分類されました。今回の患者さんには、主治医ではなく、癌治療のセカンドオピニオンとしての立場から助言ならびにフコイダン療法を行いました。

症例

初めて日置クリニックに来院された際、抗がん剤としてカルボプラチン、アブラキサンの点滴投与を受けていた。間質性肺炎の既往があることと、肺機能の低下が既に生じていることとを理由に放射線治療や手術治療は困難であると判断されていたそうだ。
抗がん剤の投与から10日後より、抗がん剤に加えて、中分子フコイダンドリンク(1本50mL)を1日1本ずつのペースで摂取を開始した。

中分子フコイダン摂取30日後、胸部X線検査にて腫瘍陰影が著明に縮小していることが確認された。(写真右:赤丸部分)
また、鎖骨上リンパ節は消失、鼠径部リンパ節も著明に縮小していた。

しかし、その後に薬剤性肺炎を合併してしまったため、抗がん剤は1クールにて中止となった。(写真右:青丸部分)
その後、薬剤性肺炎が治癒したため抗がん剤を変更して再び化学療法を行ったが、再び間質性肺炎を起こしその約2か月後に永眠された。

治療方法

抗がん剤としてカルボプラチン、アブラキサン(一般的名称:パクリタキセル)を点滴投与するとともに、中分⼦フコイダンドリンク(1本50mL)を1日1本ずつのペースで30日間にわたって摂取した。

担当医の見解

命を救えなかったことが残念でなりません。抗がん剤治療ではよくあるケースとも言えますが、抗がん剤の副作用の間質性肺炎が命取りになったと考えられます。

しかしながら、右下肺野の肺がん病変については抗がん剤投与40日後(フコイダン摂取30日後)には顕著に縮小(写真右:赤丸部分)しており、体力の低下が大きかったなかでの治療だった点を踏まえると、短期間で驚くべき効果をあげていたとも受け止めています。抗がん剤とフコイダンの併用に、確かな可能性を感じさせる症例ではないでしょうか。
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日置医院長

この記事の監修者
日置クリニック 院長
日置 正人 医学博士

【経歴】
昭和56年3月 
大阪市立大学医学部卒業
昭和63年3月 
大阪市立大学大学院医学研究科卒業
平成5年4月 
医療法人紘祥会 日置医院開設

【書籍】
ミトコンドリア不老術
(幻冬舎)
炭酸美肌術(幻冬舎 )
ほか多数執筆

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