2023.01.27
がん肺がんステージ3|症状・治療法・生存率・予後まで徹底解説
肺がんステージ3とは、がんが肺を含む周辺に局所的に進行しながらも遠隔転移は認められない状態です。肺がんステージ3は進行度が高く治療も複雑化する一方で、ステージ4のように全身転移が起きていないため、適切な治療によって長期生存を目指せる可能性も残されています。
しかしステージ3は、3Aと3Bに分かれており、それぞれの病状や治療法には大きな違いがあります。また、外科手術が可能なケースとそうでないケースでも、生存率や予後が変わってきます。
この記事では、肺がんステージ3の症状・診断方法・治療選択肢・生存率・予後に影響する因子まで、包括的に解説していきます。ご自身やご家族が肺がんと診断された際の理解や、治療選択の判断材料としてお役立てください。
※大腸がんの概要については以下の記事を参考にしてください。
>>大腸がんとは?その症状について
目次
肺がんとは?
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(参照:肺がん患者数の年次推移、生存率、死亡率の統計データ|おしえて 肺がんのコト【中外製薬】、https://oshiete-gan.jp/lung/about/statistic/)
肺がんとは、肺の組織に発生する悪性腫瘍(がん)であり、進行すると呼吸機能に障害をもたらすだけでなく、全身へ転移する可能性もある疾患です。がんのなかでも比較的死亡率が高く、日本における男性のがん死亡原因の第1位を占めています。
肺がんの多くは、気管支や肺胞の細胞が何らかの原因で異常増殖を起こし、周囲の組織や臓器を侵食することで進行していきます。肺がんの傾向として早期には症状が乏しいため、気付いたときには進行していることも少なくありません。
肺がんの発症は肺がんのタイプにより喫煙との関連が深く、長年の喫煙歴がある人は発症リスクが高まります。しかし、最近では非喫煙者にも発症するタイプの患者さんも増えていて、生活環境や遺伝的な要因も注目されるようになりました。
小細胞がんと非小細胞がんの違い

(参照:肺がんはどんな初期症状が現れる?肺がんの症状、早期発見のための検査 | ミッドタウンクリニック名駅|JPタワー名古屋の人間ドック・健康診断、https://www.midtown-meieki.jp/colum/2175/)
肺がんは大きく「小細胞肺がん」と「非小細胞肺がん」の2つに分類されます。タイプによりがん細胞の形態や性質、治療方針が大きく異なるため、分類をつけることは非常に重要なのです。
小細胞肺がん(SCLC)
小細胞がんは、進行が非常に速く、リンパ節や他臓器へ転移しやすいタイプです。全肺がんの約10~15%を占めます。腫瘍が発見されたとき、すでに広がっているケースであれば、手術よりも化学療法(抗がん剤治療)や放射線療法が主な治療法となります。
喫煙との関連が非常に強く、ヘビースモーカーに多く見られるのも特徴です。
非小細胞肺がん(NSCLC)
非小細胞がんは、全体の80〜85%を占める代表的な肺がんです。小細胞がんに比べて進行が緩やかで、がんの種類や進行度に応じて手術・化学療法・放射線療法・分子標的治療・免疫療法など、治療の選択肢が幅広いのも特徴です。
非小細胞がんは、次の3つのタイプに分類されます。
- 腺がん:女性や非喫煙者に多く、肺の外側に発生しやすい
- 扁平上皮がん:喫煙者に多く、肺の中心部に発生しやすい
- 大細胞がん:珍しいタイプで、進行が速いこともある
肺がんステージ3とはどのような状態か
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(参照:肺がんの病期:ステージ1~ステージ4、https://www.haigan-tomoni.jp/know/diagnosis/inspection03.html)
肺がんは、がんの広がり具合に応じて4つのステージ(病期)に分類されます。ステージ3は「局所進行がん」と呼ばれ、隣接する臓器やリンパ節にがんが広がっている状態を指しますが、遠隔臓器への転移(ステージ4)は認められない段階です。
ステージ3Aと3B・3Cの違い
肺がんのステージ3は、がんが肺の局所で進行している「局所進行がん」に分類されますが、そのなかでも3Aと3B・3Cでは、がんの広がりや治療方針に大きな違いがあります。
ステージ3A:局所進行がんの初期段階
ステージ3Aでは、がんは肺のなかで広がっており、同じ側の縦隔リンパ節(N2)や胸壁などに転移・浸潤している状態です。上の写真でいうと一番左側の状態です。転移はなく、あくまで局所進行の範囲にとどまっています。非小細胞肺がんの場合、手術による根治を目指すことが可能なケースも多く、以下のような治療がおこなわれます。
- 手術療法:原則として可能であれば手術を実施。
- 化学放射線療法:術前・術後の補助療法や、手術非適応例に対して併用。
- 分子標的薬・免疫療法:EGFR遺伝子変異がある場合や、PD-L1陽性例では、術後に維持療法として投与されることも。
小細胞肺がんの「限局型」の場合も、抗がん剤+放射線療法を基本とし、終了後には免疫チェックポイント阻害薬による維持療法(4週ごと最長2年間)が選択されることがあります。
ステージ3B・3C:より進行した局所進行がん
ステージ3Bや3Cでは、がんがさらに広がり、反対側のリンパ節(N3)や肺外の重要な構造(大血管、気管支など)にまで及んでいる状態です。上の写真でいうと中央が3B、左が3Cの状態です。この状態になると、手術でがんをすべて取り切ることが困難なケースがほとんどです。
非小細胞肺がんでは、主に以下の治療が選択されます。
- 化学放射線療法:標準的な初期治療。複数の治療法を組み合わせる「集学的治療」として実施。
- 維持療法(免疫チェックポイント阻害薬):化学放射線療法終了後、再発予防として1年間継続。
- 分子標的治療・薬物療法単独:患者の状態や遺伝子変異により選択される。
小細胞肺がんでは、進展型であることが多く、化学療法や免疫療法を中心とした全身治療が主流です。
確定診断には画像と病理が不可欠
ステージ3の診断には、CT・PET-CT・MRIといった画像診断に加えて、気管支鏡検査や生検による「病理診断」が必要です。がんの広がりやリンパ節の浸潤状況を正確に把握することで、適切な治療方針を決定します。
肺がんステージ3でのリンパ節転移はどのような状態?
肺がんのステージ3では、リンパ節転移も広く見られます。詳細を解説します。
・N1→がんが発生した肺と同じ側の肺の肺門部や肺内のリンパ節に転移が見つかっている状態。気管支周辺に広がっていることもある。
・N2→原発巣と同じ側の縦隔や気管支の枝分かれ部分にあるリンパ節にがんが転移している状態。
・N3→原発巣とは反対の肺の入り口のリンパ節や縦隔に転移している状態。または原発巣と同じ側の筋肉や大きなリンパ節に転移が見られる状態。
以上のように肺がんステージ3は「T2〜T4」と「N1〜N3」の組み合わせで詳細のステージが決まります。
ここに遠隔転移である「M:Metastasis(転移)」の指標が分類としては加わりますが、遠隔転移が見られる場合は、いずれにしてもステージ4となります。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
肺がんのステージはTNM分類も参考にして決める

(参照:種類・病期(ステージ分類など) | 肺がん | MSD oncology がんを生きる、https://www.msdoncology.jp/haigan/category/)
肺がんのステージは、以下の3つの要素を組み合わせて決定されます。
- T(Tumor)=腫瘍の大きさと広がり
- N(Node)=リンパ節への転移の有無
- M(Metastasis)=遠隔転移の有無
肺にできたがんが、どのくらいの大きさで、周囲の組織へどれだけ広がっているかを示す
がんが肺周囲や縦隔(胸の中心の領域)のリンパ節に転移しているかを示す
がんが肺以外の臓器(脳・骨・肝臓など)へ転移しているかを示す
このTNM分類をもとに、0期から4期(ステージ0~4)までの「病期(ステージ)」が決まります。腫瘍のサイズや広がり具合、転移の有無を画像診断などにより判断して、患者さんのステージを決定します。
肺がんのリスク因子

肺がんには、いくつかのリスク因子があることも知られています。例えば、生活習慣や職業環境、遺伝背景などが関係していることもあり、複数の因子が重なることで発症リスクが高まる可能性もあるのです。ここでは、肺がんのリスク因子についてまとめています。
喫煙|小細胞がんとの強い関連
肺がんのリスク因子としてもっとも代表的なのが喫煙です。肺がんのなかでも小細胞肺がんは、喫煙との関連が強いことで知られています。喫煙の本数や年数が長いほど、リスクは高まります。また、受動喫煙でも影響を受けることもあります。
大気汚染やアスベスト
排気ガスや工場の煙、PM2.5といった大気汚染物質も発がんリスクを高める要因のひとつです。例として過去に建材などに使用されていた「アスベスト(石綿)」は、肺がんの原因としても知られています。
遺伝的要因(家族歴)
肺がんの家族歴がある場合は、遺伝的リスクもあると考えられています。親や兄弟に肺がんの既往がある場合は、定期的な健康診断やCT検査などの意識的な受診により早期発見が勧められています。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの基礎疾患
「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」は、肺がんと非常に深い関連があります。COPDは主に喫煙が原因で発症しますが、すでに肺に慢性的な炎症や障害があるため、がん細胞が発生しやすい環境になっていると考えられています。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
>>肺腺がんとは?非喫煙者にも多い特徴・症状・ステージ・治療法を解説
肺がんの早期発見
肺がんは、初期にはほとんど症状が現れないため、発見が遅れやすいがんの一つです。咳や血痰などの症状が出る頃には、すでに進行しているケースも少なくありません。
そのため、定期的な健診やCT検査が早期発見への足がかりとなるでしょう。肺がんの発見には胸部CT検査などが、小さながん病変を見つけるのに有効とされています。
喫煙者や家族歴がある方など、ハイリスク群の方は健康診断を積極的に受けることを検討しましょう。早期に見つけることで、治療の選択肢や予後の改善が期待できます。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
>>【肺がんステージ1】主な症状や早期完治に向けた治療法、余命について解説
肺がんの治療法

肺がんのステージ3は、がんが局所的に進行しており、隣接臓器やリンパ節への浸潤が見られる段階です。完全に切除可能なケースは限られていることもあるため、複数の治療法を組み合わせた治療が基本となります。
外科手術
ステージ3Aの患者さんのなかには、がんの広がりが限定的であれば手術が可能な症例もあります。また、薬物療法や放射線療法によって腫瘍が小さくなったのを確認して、手術での摘出を検討される場合もあります。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
>>肺がんとは?種類・症状・検査・治療法をわかりやすく解説
3Aなら手術を受けられる可能性あり
肺がんでステージ3と診断された際、手術を受けられないと悲観的になる人も少なくありません。しかし肺がんステージ3でも手術を受けられることもあります。基本的には手術療法単独でおこなわれるわけではなく薬物療法や放射線療法との併用になりますが、ステージ3Aという段階であれば手術適用になる可能性もあります。(特にT3N1M0、T4N0~1M0の場合)
医師の判断や、患者さんの病状により異なるところではありますが、がんの大きさや肺まわりの組織への浸潤度により「手術の効果が大きい」と判断された場合に、手術適用となる症例もあるのです。手術での完治を目指すのではなく、「手術により進行に抑制がかけられる」と判断した場合にも手術適用となるケースがあります。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
>>【肺がんステージ1】主な症状や早期完治に向けた治療法、余命について解説
放射線治療
ステージ3Bや手術が困難な3Aにおいては、放射線治療が治療の主軸となります。化学療法と放射線を同時におこなう「同時化学放射線療法」は、肺がんステージ3において根治を目指せる有効な方法の一つです。
放射線療法は、レントゲン撮影などでもおなじみの「X線」を使って治療をする方法です。X線が細胞を透過するときにそのエネルギーを吸収し、イオン化する性質を利用して治療をします。
体の表面からX線を当てて、がん細胞のDNAを破壊し、細胞分裂するのを抑制します。がんの腫瘍がなくなるわけではありませんが、痕跡だけを残して細胞を死滅させる治療です。体のなかに腫瘍が残ることで不安を感じるかもしれませんが、がん細胞が体を蝕むことはなくなります。
かつて放射線療法は、がん末期の緩和治療といったような位置づけでした。しかし現在では、技術も進み完治を目指す治療として用いられることも増えてきました。
現在の放射線治療の効果は放射線を照射する「線量」で決まります。肺がんの治療では1回2Gyの合計60Gy(グレイ)という単位で照射をします。これをおおむね20〜30回程度繰り返します。

(参照:https://www.haigan.gr.jp/public/guidebook/2022/2022/Q34.html)
かつて放射線は大量照射により、体内の他の臓器や組織を傷つける可能性のある治療法でした。しかし、近年はその技術が発達して、がん組織にピンポイントで照射することが可能になり、放射線治療も有効な治療手段のひとつとなっています。また新たな照射方法などの技術開発も進み、体力があまりない人でも治療が可能です。
ただし、がんの遠隔転移があり他の臓器にも腫瘍が出てきてしまえば、いたちごっこに陥ってしまうこともあります。
放射線治療の効果は年々高まっているとはいえ、効果の実感を得られるのは今のところステージ3までともいわれています。
原発巣以外のがん細胞を叩くために薬物療法と併用し、体内に散らばる可能性のあるがん細胞を同時進行で叩いていくのがステージ3のメインとなる治療法です。
薬物療法(化学療法)
肺がんステージ3では、小細胞がんと非小細胞がんのタイプによって薬物療法の進め方が異なります。
小細胞肺がんは進行が非常に速いため、ステージ3の段階でも化学療法が第一選択となり、迅速に治療を開始します。一方、非小細胞肺がんの場合には、手術が難しいケースや、手術後の補助療法(術後補助化学療法)として薬物療法が用いられる症例もあります。
なかには、腫瘍の縮小を目的とした術前化学療法や、局所制御を目的とした同時化学放射線療法の一環として使用されることもあります。代表的な薬剤の組み合わせには、プラチナ製剤系化学療法のシスプラチン+ビノレルビンなどのレジメンがあり、がんの進行度や体力に応じて選択されます。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
>>肺がんステージ4とは?症状・転移先・治療法と向き合い方を解説
免疫療法
非小細胞肺がんのステージ3では、PD-L1というたんぱく質が確認されれば、免疫療法が導入されるケースもあります。
PD-L1陽性の症例では、抗PD-1抗体(例えばニボルマブ)などの免疫チェックポイント阻害薬が有効とされていて、がん細胞による免疫の回避機構を抑えることで、体の免疫細胞が再びがん細胞を攻撃できるようにする仕組みです。特に、同時化学放射線療法を終えたあとの「維持療法」としての免疫療法は、再発の予防や生存期間の延長につなげる治療として注目されています。
分子標的薬
さらに、非小細胞肺がんのなかでもEGFR、ALK、ROS1といった特定の遺伝子変異が認められる症例では、分子標的薬の使用も検討されます。例えば、EGFR変異陽性であればオシメルチニブ(タグリッソ)、ALK陽性であればアレクチニブ、ROS1陽性であればクリゾニチブなどが使用されます。
ステージ3においても、手術が困難な切除不能例ではこれらの薬剤が単独あるいは化学療法との併用で導入されることがあり、遺伝子変異の有無を事前に調べて治療を決定する症例も少なくありません。
肺がんステージ3の生存率と予後
(参照:院内がん登録生存率集計結果閲覧システム、https://hbcr-survival.ganjoho.jp/)
肺がんステージ3は、「局所進行がん」とも呼ばれ、隣接する臓器やリンパ節への浸潤が認められるが、遠隔転移はしていない状態です。このステージはさらに3Aと3B・3Cに細かく分けられ、それぞれで治療の可能性や生存率に大きな差があります。
ステージ3Aでは、腫瘍の広がりが局所にとどまっており、外科的切除が可能な症例も含まれるため、比較的治療の選択肢が多くなります。このため、5年生存率はおよそ20〜30%前後とされています。適切な治療介入がなされれば、長期生存の可能性も見込めます。
一方でステージ3B・3Cでは、主要な血管や気管、心臓膜、複数のリンパ節への広範な浸潤があるため、手術が難しく、放射線や薬物療法が中心となります。その結果、5年生存率は15~20%とされ、治療後の再発リスクも高くなります。
ステージ3のなかでも病状の進行度や治療方針に応じて生存率は大きく異なるため、患者さん一人ひとりに適した治療戦略の立案が重要です。また、免疫療法や分子標的薬といった新たな治療法の導入により、生存期間の延長が期待されるケースも増えています。
予後に影響する因子
肺がんの治療後の経過や生存率には、以下のような複数の因子も影響します。
- 遺伝子変異の有無
- 全身状態(パフォーマンスステータス:PS)
- 栄養状態や合併症の有無
EGFR、ALK、ROS1などの遺伝子変異がある場合は、分子標的薬が使用できるため、治療効果が高まり、予後の改善につながることがあります。
日常生活をどれだけ自立しておこなえるかを評価する指標で、PSスコアが良好なほど治療に耐えやすく、より積極的な治療が可能になるケースがあります。
低栄養や重度の合併症(例:心不全、糖尿病、慢性肺疾患など)があると、治療の継続が難しくなるケースがあります。
肺がんの転移について
肺がんは進行すると他の臓器に転移しやすく、治療が難しくなることがあります。肺がんがよく転移する部位には、以下のような臓器があります。
- 脳:頭痛やけいれん、意識障害などを引き起こすことがあります
- 骨:腰痛や骨折の原因になることも
- 肝臓:倦怠感や食欲不振、黄疸など
- 副腎:ホルモン分泌の異常などが起こることも
遠隔転移があると、外科手術が困難になり、治療の選択肢が限られるケースも少なくありません。そのため、化学療法や免疫療法、緩和ケアなどを組み合わせた総合的な対応が必要です。
まとめ
肺がんステージ3は「局所進行がん」に分類され、ステージ3Aであれば一部で手術が可能な症例もあり、長期生存も十分に期待できる段階です。一方で、ステージ3B・3Cでは手術が困難となるケースが多く、化学療法や放射線療法、免疫療法などを組み合わせた治療が中心となります。
また、遺伝子変異の有無や全身状態(PSスコア)、栄養状態なども、治療の選択や予後に大きく影響します。近年では免疫療法や分子標的薬の進歩により、これまで治療が難しかったケースに対しても新たな希望が見いだせるようになってきました。
肺がんステージ3は、一概に「絶望的」ととらえる段階ではなく、患者さん一人ひとりの状態に応じた適切な治療戦略と早期対応によって、予後の改善が十分に期待できるフェーズです。
自分に合った治療方針を見つけるためにも、医療チームとしっかり相談しながら前向きに治療に取り組んでいくことが大切です。
近年のがん治療には統合医療もおこなわれるようになっています。
なかでも注目を集めているのがフコイダン療法。中分子フコイダンが持つ作用に着目した療法で、がん治療によい効果をもたらすと期待されています。
フコイダン療法は、抗がん剤との併用が可能です。
それだけではなく、抗がん剤と併用することでその効果を高め、副作用の軽減も見込めると言われています。
「中分子フコイダン」を用いた臨床結果の一例を紹介しています。どういった症状に効果があるか具体的に知りたい方は臨床ページをご覧ください。
>>「中分子フコイダン」を用いた臨床結果
>>フコイダンとがん治療についてもっと詳しく知りたい方はこちらへ
がん治療における選択肢の1つとしてフコイダン療法があることを念頭に置き、医師と相談したうえでベストな治療方法を考えていきましょう。
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