2024.07.29
がんがん対策は自分でできる?早期発見するためには?
日本における「がん」の問題
日本ではがんにかかる人、そして、がんで亡くなる人が年々増加傾向にあります。国立がん研究センターによる最新の統計によると、2018年に新たに診断されたがんは980,856例で、2019年にがんで死亡した人は376,425人でした。今や日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、男性で65.0%、女性で50.2%とのことです。さらに今後、人口の高齢化とともに、がんにかかる人とがんで死亡する人の数はさらに増加することが予想され、近い将来「がん多死社会」が到来するといわれています。※1
がんの治療法に関しては、日々進歩しているものの、依然としてがんで亡くなる人が減らないことも事実です。がんを克服するためには、研究成果に基づいたより効果の高い治療法の開発および臨床への導入が不可欠です。
また、がんの診断や治療に関しては地域格差があることがわかっており、例えば、がん死亡率は都道府県によって大きな差があります。※2
このような問題を解決すべく、国のがん対策を総合的かつ計画的に推進することを目的として、「がん対策基本法」が施行されました。
※1 がん情報センター.最新がん統計
※2 がん情報センター.都道府県別75歳未満年齢調整死亡率
がん対策基本法とは
がん対策基本法とは、がんの治療法や予防法、早期発見対策などを効率的・計画的に推進するため、平成19年4月に施行された法律です。がん対策基本法では、以下の目標が定められています。
- がん予防及び早期発見の推進(がん予防の推進、がん検診の質の向上等)
- がん医療の均てん化の促進(専門的な知識及び技能を有する医師その他の医療従事者の育成、医療機関の整備等、がん患者の療養生活の質の維持向上、がん医療に関する情報の収集提供体制の整備等)
- 研究の推進(がんに関する研究の促進、研究成果の活用、医薬品及び医療機器の早期承認に資する治験の促進、臨床研究に係る環境整備)
さらに、成立から10年経った平成28年12月に「がん患者が安心して暮らせる社会」への環境整備を盛り込んだ改正法が成立しました。この改正法では、がんになっても仕事と治療を両立できるよう、企業などの事業主に対して患者の雇用継続に配慮する努力義務を課し、国や自治体のがん対策に協力するよう定めています。
自分でできるがんの対策とは
最後に、自分でできるがんの対策について考えてみましょう。がんを克服するためにできる最大の対策は、がんの予防と早期発見です。
がんの予防
米国ハーバード大学の研究グループが行った「がんの発症原因」についての調査では、遺伝の占める割合はわずか5%であったのに対し、喫煙が30%、食事が30%、運動不足が5%という結果でした。つまり、生活習慣(喫煙、食事、運動)ががんの原因のおよそ6割以上を占めるという結果でした。(Cancer Causes Control 1996,7 Suppl 1:S3-59)
日本人を対象とした大規模な疫学調査では、がんの原因として喫煙がおよそ20%、飲酒・食事・運動が10%、そして感染が20%(残り50%が原因不明)という結果でした。先ほどのアメリカのデータに比べて感染が多い傾向にありますが、少なくとも約30%は生活習慣が原因と考えられます。また、日本人における感染症(肝炎やピロリ菌)が減少し、生活様式が欧米化していることを考えると、がんの原因としてますます生活習慣(とくに食事や運動)の占める割合が増加する可能性があります。(Ann Oncol 2012,23:1362-1369)
したがって、生活習慣の改善することで、がんのリスクが減らせると考えられます。
具体的には、日本人のがんの予防にとって重要な、「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」の5つの生活習慣を取りあげた「がんの予防法とは?今すぐできる方法についてご紹介」を参考にしてください。
>>がんの予防法について詳しく知りたい方はこちら
フコイダンラボ.がんの予防法とは?今すぐできる方法についてご紹介
がんの早期発見
がんで死なないためには、「予防」に加えて、がんをできるだけ早い段階で見つけること、すなわち「早期発見」が重要になります。たとえがんになったとしても、早期に発見して適切な治療を受けることができれば、がんで死ぬことは回避できる可能性が高いのです。
ただ当たり前ですが、検査を受けないかぎり、がんが発見されることはありません。とくに早期の段階でがんを見つけるためには、定期的にがんを見つける検査を受けることが大切です。まずは無料あるいは少ない費用で受けられる市町村のがん検診(対策型検診)を受けましょう。現在、日本の市町村で行われている対策型がん検診には胃がん検診、大腸がん検診、肺がん検診、乳がん検診、子宮頸がん検診があります。また余裕のあるかたは、自治体の対策型がん検診に加えて、年齢やリスクに応じて「人間ドック」や「がんドック」などの任意型検診を取り入れてもいいでしょう。※3
まとめ:まずはできることから
今回は、自分でできるがん対策についてご紹介してきました。自分でできるがん対策はがんの予防と早期発見です。
人に1人ががんにかかるリスクがある現在、がんは他人事ではありません。ぜひ、がんの事を真剣に考えてみてください。
がんには、手術や化学療法などさまざまな治療法がありますが、その中でも近年注目されているのが「中分子フコイダン療法」です。
中分子フコイダンを摂取することで、抗がん剤との組み合わせによる相乗効果や、副作用の軽減などが期待できる治療法で、実際の臨床結果でも、確かな可能性を感じさせる症例が数多く存在しています。
中分子フコイダン療法についてもっと知りたいという方には相談・お問合せも承っておりますので、がん治療の選択肢の一つとして、ご検討の一助となれば幸いです。
また、がんには、手術や化学療法などさまざまな治療法がありますが、その中でも近年注目されているのが「中分子フコイダン療法」です。
海藻類に含まれるフコイダンという成分を、機能性を保ちつつ腸管から吸収されやすい分子量に整えたものが中分子フコイダン。抗がん作用をはじめ、以下のような作用も報告されています。
抗腫瘍・抗がん作用/抗アレルギー作用/肝機能向上作用/抗生活習慣病/抗ウイルス作用/抗ピロリ菌作用/血液凝固阻止作用/美肌作用/育毛作用
中分子フコイダンを摂取することで、抗がん剤との組み合わせによる相乗効果や、副作用の軽減などが期待できる治療法で、実際の臨床結果でも、確かな可能性を感じさせる症例が数多く存在しています。
中分子フコイダン療法についてもっと知りたいという方には相談・お問合せも承っておりますので、がん治療の選択肢の一つとして、ご検討の一助となれば幸いです。
近年のがん治療には統合医療もおこなわれるようになっています。
なかでも注目を集めているのがフコイダン療法。中分子フコイダンが持つ作用に着目した療法で、がん治療によい効果をもたらすと期待されています。
フコイダン療法は、抗がん剤との併用が可能です。
それだけではなく、抗がん剤と併用することでその効果を高め、副作用の軽減も見込めると言われています。
>>フコイダンとがん治療についてもっと詳しく知りたい方はこちらへ
がん治療における選択肢の1つとしてフコイダン療法があることを念頭に置き、医師と相談したうえでベストな治療方法を考えていきましょう。
がんの種類を知る
おすすめの関連記事
-
-
2022.10.27
がん -
2024.02.02
がん -
2022.01.31
がん -
2023.10.10
がん -
2022.01.31
がん