2021.10.04
健康の科学サプリってどうやって選べばいいの?正しい選び方についてご紹介
「サプリは効果があるの?」「どんなサプリを選べばいいの?」こんな風に悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
今回は、サプリの選び方のコツや注意点について解説します。
目次
サプリメントの効果とは?
サプリメントは、病気を治すものではなく、体の機能のサポートや栄養補充を行うものです。薬よりも安全で体に良いというイメージの方もいると思いますが、実際どうなのでしょうか。
サプリは食品の1種で薬の形状のもの
サプリメントは健康食品と呼ばれるものの1種で、薬に似た形状をしている製品を指します。
健康食品には特に定義はなく、体によいとされている食品全般のことです。健康食品の中で、国が法律で定めている保健機能食品としては、「特定保健用食品(トクホ)」「栄養機能食品」「機能性表示食品」の3つがあります。サプリメントは、これら保健機能食品には分類されていません。※1
トクホは、最近では認知度も高く、皆さんにとって身近な存在になっているかと思います。多くはお茶やコーヒー、ヨーグルトなどの飲食物の形態であって、錠剤やカプセルではないので、サプリメントとは区別されるものです。
「トクホ」以外は商品での効果を確認されていない
健康食品と呼ばれるものは、3つの保健機能食品と、それ以外(サプリなど)とに分類されています。その中で、”実際の商品”を使ってヒトでの効果を確かめているのはトクホのみです。論文としてその効果が発表されており、消費者庁が商品ごとに効果を認定したものだけがトクホと呼ばれます。※2
そのほかは、ヒトや動物で効果があった成分を使用した商品という違いがあります。
つまり、サプリメントは「健康に良いと言われている成分」が含まれている商品で、トクホとは違い国からの認定や許可を受けたものではないということです。
サプリにも副作用はある
サプリメントは薬ではないから安全だ、という考えは間違いです。実際、下痢や倦怠感、発疹、めまいなどの副作用報告が国民生活センターや事故情報データバンクシステムに年間3000件以上寄せられています。
また、持病で飲んでいる薬との飲み合わせが良くない場合もあるため、安易に多種類飲むのは避けた方が良いです。※3
例えば、下剤の中には、カルシウムや鉄分と一緒に飲むと効果が落ちるものがあります。漢方薬の中には、”間質性肺炎”という特殊な肺炎を起こすものがあり、肺の病気がある方は慎重に選ばなくてはなりません。グレープフルーツは、一部の薬の効果を高めて副作用を起こしてしまいます。
とくに薬を飲まない健康な方はあまり神経質にならなくても良いですが、薬の服用がある方は、薬剤師や医師に飲み合わせの確認をしておきましょう。
「高い商品=効果がある」ではない
「値段が高いサプリのほうが効果的なんだろう」と考える方が多いと思いますが、実際そういうわけではありません。1か月分で数万円など、あまりに高すぎるものは詐欺に近いものも存在します。サプリメントは契約トラブルも多く報告されていますので、慎重に考えなくてはいけません。※4
同じ成分のサプリがどのくらいの値段で売られているのか、様々なメーカーのものと比較するのも1つの方法です。明らかに他の商品より高いものを避けるようにすると、後悔が少なくなるでしょう。
また、ご自身で「1か月分で〇〇円までのものしか買わない」とあらかじめ決めておくのも良い方法です。
高額なサプリメントを知り合いの方に勧められて、うまく断れないということも、患者さんから相談されることが多いです。そういう場合には、「持病で飲んでいる薬があるから、先生に飲み合わせを確認してみる」「先生にダメと言われた」などであれば言いやすいかもしれません。
※4 事故データバンクシステム
効果のあるサプリメントの選び方
ひとくくりにサプリメントと言っても、成分も含有量もメーカーも様々です。選び方のコツを紹介します。
サプリメントの成分含有量を見る
まずは、成分の含有量が大切です。自分の生活で、その成分がどのくらい不足しているのかを考えてみましょう。摂取量の目安は厚生労働省、食品に含まれる成分の量は文部科学省などが公開しています。※5 ※6
成分の上限摂取量と比べながら、自分に不足している量が補える商品を選びましょう。ビタミン等の中には過剰摂取すると体に害を及ぼすものもあるので、サプリの1日上限量は守ることが大切です。
飲みやすさ・続けやすさを優先
カプセルや錠剤などの形状、1日の服用量などは、製品によって様々です。形状によって効果が良い・悪いということはほとんどないと考えてよいです。
無理をして大きいサイズの錠剤を飲む必要はありませんし、苦手な味を我慢する必要もありません。1日4カプセルのサプリメントを飲むのが大変であれば、1日2カプセルの服用に減らしても構いません。過剰にならない範囲で調整して活用してください。
自分にとって飲みやすい、続けやすいというものを選びましょう。
過剰な広告をしているものは避ける
効果を過剰に表現している広告は、「薬機法違反」や詐欺に近い商品の可能性があるため、注意しましょう。
例えば、「糖尿病が治る」「これを飲むだけで痩せる」のようなものです。サプリは食品ですから、病気を治すことはできません。もしそんな夢のような成分があれば、薬として医師が処方できるようになっているはずですね。
「病気を治したい」「痩せたい」といった切実な気持ちはよくわかりますが、購入する前に少し冷静になって考える時間を作りましょう。
注目の海藻成分「フコイダン」
昆布やもずくなどの海藻に含まれる珍しい成分として注目を集めている「フコイダン」をご存知でしょうか?
フコイダンには、以下のようなさまざまな作用が報告されています。
抗腫瘍・抗がん作用/抗アレルギー作用/肝機能向上作用/抗生活習慣病/抗ウイルス作用/抗ピロリ菌作用/血液凝固阻止作用/美肌作用/育毛作用
海藻以外に含まれていないため、食事からだけではなかなかたくさんの量を摂れない貴重な成分です。こういった特別な成分を、サプリメントを活用して摂取してみるのはいかがでしょうか。
>>フコイダンの成分や作用についてもっと詳しく知りたい方はこちらへ。
>>フコダインのサプリ療法について詳しく知りたい方はこちらへ。
まとめ:サプリメントを摂取するときは気をつけましょう
サプリメントは、体の機能の維持や栄養補充のために使用される、食品の1種です。必要な栄養素を効率よく手軽に摂取できます。
薬ではないという点をよく理解したうえで、健康増進のために活用してみてはいかがでしょうか。
フコイダンには試験管レベルの研究結果も多いですが、既に次のような作用が実証されております。
抗腫瘍・抗がん作用/抗アレルギー作用/肝機能向上作用/抗生活習慣病/抗ウイルス作用/抗ピロリ菌作用/血液凝固阻止作用/美肌作用/育毛作用
中でも注目したいのは、日本の死因第1位であるがんに対する作用です。
がん治療の統合医療においてフコイダンは、抗がん剤との併用が可能であり、かつその効果を高めたり、副作用を軽減したりすると期待されています。
>>フコイダンとがん治療についてもっと詳しく知りたい方はこちらへ
毎日の食事に気軽に取り入れられることから、治療だけではなく予防のための活用も可能。
フコイダンは、様々な病気に対する良いアプローチを見込める成分です。健康維持にぜひお役立てください。
そんな美容と健康に対してさまざまな作用をもたらすフコイダンを効率的に摂取できる方法として、最近では「中分子フコイダンドリンク」にも注目が集まっています。
毎日飲むだけで簡単に続けられるので、フコイダンに興味がある方はぜひ、こちらもあわせて検索してみてはいかがでしょうか。
「中分子フコイダンドリンク」で調べると、中分子フコイダンや中分子フコイダンドリンクについてさらに詳しい情報を得ることが可能です。
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