2022.01.31
がんがんの初期症状とは?対策方法や症状が出にくいがんについて
「この症状、ずっと良くならないけど、もしかしてがん…?」と不安に思ったことはありませんか?
がんの治療方法は年々進歩しており、早く治療をはじめられるほど治療成績もよくなります。体の不調が長引いたとき、放っておいて後悔することのないよう、思い当たることがあれば受診してみませんか。
目次
がんは早期発見するほど治療成績が良い
がんの進行度合いは「ステージ0〜IV」であらわされ、ステージIVが最も進行した状態です。
がんの大きさや深さ、転移があるかどうかなどによって、ステージが決められます。早い段階で見つけて治療を開始するほど、がんの全身への広がりが少ないため、治療成績がよいです。
例えばステージIの乳がんは、5年生存率(5年後に存命である確率)が100%ですが、ステージIVでは40%です。
ステージI〜IIの大腸がん、ステージIの胃がんも、5年生存率90%以上と高いですが、ステージIVになると大腸がんは23%、胃がんは7%にまで低下します。
早期発見・早期治療の大切さを感じていただけたでしょうか。
がんによって異なる初期症状
がんの初期症状は、種類によって様々です。どんな症状があったら病院へ行くとよいのか、いくつか例を挙げていきます。
飲み込みにくい
食べ物や飲み物を飲み込むときに違和感がある、飲み込みにくいというのは、咽頭がんなど「のど周辺」にできるがんの初期症状かもしれません。
咽頭がんは、タバコやお酒を多く嗜む方でリスクが高いです。飲み込みにくさのほか、以下のような症状が伴うことがあります。
- のどが痛い
- 口を大きく開くことができない
- 声が枯れる
- 舌をうごかしにくい
こうした症状が長引いて気になる方は、耳鼻科を受診してください。
肌や白目が黄色っぽい、腹痛
肌や白目が黄色っぽくなる「黄疸」は、胆管がん、胆のうがんの方でみられる症状です。
がんによって胆汁が詰まってしまい、黄疸が出ます。その他、黄疸の影響でかゆみが出たり、色の濃い尿が出たりといった症状も見られるかもしれません。腹痛や吐き気を感じることも多いです。
早めに消化器内科などを受診してください。
尿が出にくい、頻尿になった、尿に血が混じる
膀胱がんの初期症状は、膀胱炎や結石と似ているため、放置してしまう方がいます。
ですが、膀胱炎のような症状が治らない、頻繁に起こるという方は、膀胱がんが隠れているかもしれません。痛みを伴うことが少ないことが、結石との違いです。
内科や泌尿器科で相談してみましょう。
生理の変化や不正出血、腹部のしこり
子宮体がん・子宮頸がんは、生理の変化を伴うことがあります。
- 生理期間以外の日に出血がある
- 生理の時の出血が増える、逆に生理がこない
- 血の混じったおりものが出る
- 腹部の痛みや、張ったかんじ
子宮頸がんは、妊娠や出産にも影響があります。妊婦検診でも子宮頸がんの検査はおこないますが、妊娠前から定期的な子宮頸がん検診を受けておきましょう。
卵巣がんは、初期症状がほとんどありません。進行すると、以下のような症状が出てきます。
- お腹の張り、しこり
- 便秘や頻尿
- 脚のむくみ
腹部の張りは、「お腹周りだけ太った」と感じてしまい、発見が遅れることも。女性の皆さんは、かかりつけの婦人科をもち、ちょっとした変化を相談できるようにしておくとよいでしょう。
初期症状が出にくいがんは?
がんは、見た目にあらわれなかったり、自覚できるような症状がなかったりして早期発見の難しいものも少なくありません。初期症状が出にくいがんとしては、以下のものが挙げられます。
- 胃がん
- 肝臓がん
- 大腸がん
- 膵臓がん
- 白血病などの血液がん
これらのがんは、進行するまで症状が出にくいため、早期に発見するのが難しいです。自治体からの補助もありますので、がん検診を受けましょう。自営業の方や、現在働いていない方も受けられます。
特に注目したいのは、がんの患者数でも、死亡者数でも日本トップクラスの胃がんです。みぞおちの痛みや不快感は、多くの方が経験しているでしょう。少し食べすぎたとき、ストレスがたまっていたとき、コーヒーやお酒を飲みすぎて胃炎をおこしたときなど、さまざまな原因でみぞおちの不快感が生じます。
少しくらい症状があっても、数日胃を休ませて治るようであれば問題になることは少ないですが、症状が長引いているときには注意が必要です。
みぞおちの不快感は、胃がん・膵臓がんなどの症状かもしれません。胃薬を飲むことで一時的に症状が良くなってしまうため、漫然と市販の胃薬で対応するのはやめて、内科や消化器内科を受診してください。ピロリ菌の除菌も、胃がんの予防に効果的です。
まとめ
今回は、がんの早期発見の大切さ、種類別の初期症状についてお伝えしました。
がんは、なるべく早く発見してきちんと治療をすることがとても大切です。仕事や子育てなどで忙しく、体調不良が続いていたのに受診を先延ばしにしてしまった経験はありませんか?
がん検診は自治体の補助があり、お手頃な価格で受けることができます。何か気になる症状があるときや、検診の補助が受けられる年齢のときには、ぜひ医療機関を受診してみてください。
がんには、手術や化学療法などさまざまな治療法がありますが、その中でも近年注目されているのが「中分子フコイダン療法」です。
海藻類に含まれるフコイダンという成分を、機能性を保ちつつ腸管から吸収されやすい分子量に整えたものが中分子フコイダン。抗がん作用をはじめ、以下のような作用も報告されています。
抗腫瘍・抗がん作用/抗アレルギー作用/肝機能向上作用/抗生活習慣病/抗ウイルス作用/抗ピロリ菌作用/血液凝固阻止作用/美肌作用/育毛作用
中分子フコイダンを摂取することで、抗がん剤との組み合わせによる相乗効果や、副作用の軽減などが期待できる治療法で、実際の臨床結果でも、確かな可能性を感じさせる症例が数多く存在しています。
中分子フコイダン療法についてもっと知りたいという方には相談・お問合せも承っておりますので、がん治療の選択肢の一つとして、ご検討の一助となれば幸いです。
近年のがん治療には統合医療もおこなわれるようになっています。
なかでも注目を集めているのがフコイダン療法。中分子フコイダンが持つ作用に着目した療法で、がん治療によい効果をもたらすと期待されています。
フコイダン療法は、抗がん剤との併用が可能です。
それだけではなく、抗がん剤と併用することでその効果を高め、副作用の軽減も見込めると言われています。
>>フコイダンとがん治療についてもっと詳しく知りたい方はこちらへ
がん治療における選択肢の1つとしてフコイダン療法があることを念頭に置き、医師と相談したうえでベストな治療方法を考えていきましょう。
がんの種類を知る
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