症例集
臨床例⑨:ステージⅣの小細胞肺がんと多発遠隔転移(62歳男性)
多発転移を伴うステージⅣの小細胞肺がんと診断された62歳男性の症例です。
進行が早く予後も厳しいとされる症状でしたが、抗がん剤治療と中分子フコイダン療法を併用した結果、画像上でがんの消失が確認され、完全奏効が示唆されました。
転移を伴う進行がんにもかかわらず、治療中の全身状態は安定し、副作用も最小限にとどまったことからも、
中分子フコイダン療法の可能性を感じさせる一例と言えるでしょう。
症例
健康診断をきっかけに精密検査を受けた結果、小細胞肺がんステージⅣと診断されました。
がんは肺の原発巣(直径5cm)だけでなく、右鎖骨下リンパ節や腰椎骨、副腎にも転移が認められ、進行がんと判断されました。
診断後まもなく、患者様のご家族が「少しでも力になれれば」との想いから、当院にご相談にいらっしゃいました。
治療効果の向上と副作用の軽減を目的に、中分子フコイダンの併用を提案し、化学療法の第1クール開始と同時に中分子フコイダン療法を取り入れることとなりました。
治療方法
<化学療法の開始(2025年4月〜7月)>
標準治療として、シスプラチン+エトポシド併用による抗がん剤治療を4クール実施しました。
<中分子フコイダンの併用(2025年4月〜7月)>
- 抗がん剤治療開始のタイミングで、並行して、中分子フコイダン 1,200mg/日(フコイダンドリンク50mLを1日3本)を3か月間継続摂取しました。
- 治療中は、目立った副作用もほとんどなく、髪の脱毛以外のつらい症状は見られませんでした。
治療経過
<2クール終了時(2025年6月中旬)>
- CT画像において原発巣・転移巣ともに著明な縮小を確認。
- 体調を良好に保ったまま、3クール目へ移行。
<4クール終了後(2025年7月下旬)>
- 全身CTおよび頭部MRIにて、明らかな腫瘍陰影は認められず、画像上で完全奏効が示唆されました。
<現在の治療(2025年8月以降)>
- 微小ながん細胞の残存が懸念されるため、再発を防ぐ目的でイミフィンジ(免疫チェックポイント阻害薬)によるメンテナンス治療を月1回継続中。
- フコイダンも1日1本を目安に継続摂取中。
担当医の見解
本症例では、診断当初は治癒が極めて困難とされたステージⅣの小細胞肺がんでしたが、標準治療に加え、中分子フコイダンを取り入れることで、驚くほど順調な経過をたどることができました。
治療中もほとんど副作用に悩まされることなく、画像上で完全奏効が得られたことは、医師としても印象深く、示唆に富む結果であったと考えています。
ただし、再発リスクがゼロになったわけではないことから、当面の間はメンテナンス治療とともにフコイダンの併用を継続していただくことが望ましいと判断しています。
がんの告知を受けた当初は大きな不安と絶望の中にいらっしゃったご家族も、現在の前向きな状況を迎えられたことに対し、心からの感謝の言葉を寄せてくださいました。
たとえ厳しい状況だと感じられるときでも、選択肢を閉ざさず、少しでも前向きに取り組んでいくことが肝要であることを改めて教えてくれる症例だったと受け止めております。
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