症例集
臨床例⑤:ステージⅢBの肺がんの再発と頸部リンパ節転移(72歳女性)
肺がんの手術後、治療により一旦は完全奏功に至ったものの、その後に肺がんの再発ならびに左右の頸部リンパ節転移が確認された症例となります。肺がんの再発後、中分子フコイダン療法を3カ月間行うことで、著明な改善を認めております。
症例
<手術前後(2020年8月)>
2020年8月、胸部レントゲンにて右肺上葉に巨大な腫瘤像が認められた(写真左)。腫瘍マーカーの上昇も確認できたため、肺がんを疑い外科へ紹介した。気管支鏡検査により肺扁平上皮癌の診断がつき、手術となる。病理結果は80×75×57mmの扁平上皮癌、縦隔リンパ節転移を伴うステージⅢBだった。
<手術後1カ月以降(2020年9月以降)>
腫瘍マーカー検査として、CEAとシフラの検査を行った。CEAの数値は、術後1か月で78.3から9.1まで改善するも正常には至らなかった。シフラの数値は、31.7から1.7へと改善して正常となった。そこで、術後1か月半より、経口抗がん剤UFT投与と同時に中分子フコイダンドリンク(1本50mL)を1日2本ずつのペースで摂取を開始した。その約2週間後、腫瘍マーカーCEAの数値は、9.1から5.0へと改善し、正常となった。腫瘍マーカーがともに基準値を下回る状態になったことを前提に、術前から両下肺野に間質性肺炎様の所見が見られたこと、副作用としての嘔吐がひどかったことなどから、その後は一切の治療を中止して経過観察することとなった。
<手術後6カ月以降(2021年2月以降)>
術後約6か月にあたる2021年2月、腫瘍マーカーCEAの数値が22.7まで再度上昇した。胸部CT検査やPET検査にて左右の頸部リンパ節転移が多数確認されたため、肺がんが再発したものと考えられた。そのため2021年3月より、カルボプラチン、アブラキサンの点滴投与を開始し、同時に再び中分子フコイダンドリンク(1本50mL)を1日2本ずつのペースで併用摂取を開始した。その2カ月後、5月のCT検査では左右の頸部リンパ節の腫瘍も縮小しており、肺内に再発もみられなかった。6月には、CEAの数値も3.6と正常まで改善し、抗がん剤の中止と同時に中分子フコイダンも中断している。9月、11月のCT検査では、頸部リンパ節転移の病変は縮小のまま残存していたが変化は認められなかった。肺内に再発もみられなかった(写真右)。12月現在、抗がん剤、フコイダンともにしばらく投与していない状態でありながらも安定を保っている。
治療方法
<手術後1カ月半からの2週間>
経口抗がん剤UFT(一般的名称:テガフール・ウラシル)の投与と同時に、中分⼦フコイダンドリンク(1本50mL)を1日2本ずつのペースで2週間摂取した
<手術後7カ月からの3カ月間>
カルボプラチン、アブラキサン(一般的名称:パクリタキセル)の点滴投与と同時に、中分⼦フコイダンドリンク(1本50mL)を1日2本ずつのペースで3カ月間摂取した
担当医の見解
抗がん剤と中分子フコイダンの併用が二回とも著効した症例です。1回目は、手術後にわずか2週間併用したのみとなりますが、画像、腫瘍マーカーともに正常になるなど完全奏功に至っています。しかしながら、わずか2週間の併用だったためか、術後6か月後には再発してしまったのだと考えられます。2回目も、治療開始1か月後には腫瘍マーカーが正常になるなど著効しています。本人からは、「以前は、朝起きると私は癌患者なのだと意識せずにはいられなくて、いつも気持ちが沈んでいました。しかし最近だと、癌のことをほとんど忘れてしまっています。高価な中分子フコイダンドリンクですが、抗がん剤使用時だけの併用飲用だったため負担も軽く済んでいます。」という嬉しいお言葉を頂戴しております。患者様は、見た目も生き生きとしておられて悲壮感もなく、とても癌を患っているようには見えません。今後、もう少し経過観察を行いながらも完全治癒に至ることを期待しています。
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